再発させないことが大切です
むし歯になった箇所は、それ以上患部を広げないように削り取る必要があります。
削る箇所はできる限り最小限にしていますが、やはり削った歯は他の歯と比較しもろくなります。
歯は、一度削ると元に戻ることはありません。
どんどん削り取っていくと、歯を抜かなくてはいけない結果になることもございます。
そのため、むし歯を再発させないように、丁寧に治療することが大切です。
少しでも違和感があるようでしたら、お早めにご相談ください。
こんなお悩み、ございませんか?
- 歯が黒くなっている
- 冷たいものが染みる
- ズキズキする
野瀬国際デンタルクリニックの治療方針
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必要最低限の箇所を削ります
歯は、削れば削るほどもろくなってしまうことをご存知でしょうか?
何度も治療を繰り返す内に、歯が抜けてしまう可能性もあるのです。
当院では、できる限り天然歯を保存するために、本当に必要な箇所だけを取り除く削りすぎない治療を心がけております。 -
むし歯の状態をしっかり見極めます
むし歯にも種類があり、進行が止まっていたりほとんど進行しないむし歯もございます。このむし歯を慢性う蝕といいます。
当院では、慢性う蝕の場合は経過観察をさせていただいております。なぜなら、一度削ってしまった歯は二度と元に戻らないからです。
むし歯の進行度合いを確かめていく必要があるため、3ヶ月に一度の検診をお願いしております。
むし歯の進行
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C1(う蝕症第1度)
- 歯の一番外側の硬い部分、エナメル質がむし歯になった状態です。この状態では痛みを感じません。
丁寧なブラッシングやフッ素塗布などを行い、むし歯がこれ以上進行しないよう経過観察をします。
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C2(う蝕症第2度)
- エナメル質の内側にある柔らかい部分、象牙質にむし歯が到達した状態です。冷たい水がしみることもあります。
むし歯部分を削り、つめもので補います。
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C3(う蝕症第3度)
- 歯の根っこの部分の神経(歯髄)にまでむし歯が到達した状態です。冷たいものだけでなく、温かいものや甘いものでもしみてしまい、何もしていなくても強い痛みが出ます。
神経を取り除く根管治療が必要となります。根っこを綺麗にしてから歯の土台(コア)を作り、歯冠をかぶせます。
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C4(う蝕症第4度)
- 歯の根っこだけが残っている状態です。むし歯が進行してしまって歯髄がなく、歯根の先端部周囲組織に炎症がある状態です。歯髄が死んでしまっているため、冷たいものや温かいものがしみることはありません。しかし、放置していると強い痛みが発生し、腫れることもあります。
この状態になると、歯を残せる確率はかなり低くなり、ほとんどの場合抜歯を行います。抜歯した部分には、ブリッジや入れ歯、インプラントなど歯の代わりになるものが必要となります。